・スクラム製本とは、二つ折りの紙を積み重ねて冊子の形にする製本手法です。
中綴じ製本とは違い針金を使わないため、「針金無し製本」、「空綴じ」、「新聞綴じ製本」とも呼ばれています。
コストパフォーマンスに優れ新聞、地方自治体の広報誌、PTAの会報誌、、新聞折込チラシ、フリーペーパー、ニュースレターなどによく採用されています。

・スクラム製本のメリット
針金（ステープル）を使用しないため、保育園、幼稚園、小学校、介護施設、学習教材などの子どもや高齢者が針金によるトラブルを防ぐためにスクラム製本がよく採用されています。また、企業やNPO団体は、環境に配慮し、リサイクルが容易な印刷物を求める際にもスクラム製本が有効です。中綴じで対応が難しい6ページの冊子も、スクラム製本では作成可能です。基本的には6、8、10、12、16、20ページの冊子に対応していますが、使用する用紙によっては対応できないページ数もあるため、具体的な要件については事前に確認が必要です。

・スクラム製本のデメリット
糊や針金を使用しないため、ページがズレやすいというデメリットもあります。特に使用中や使用中にズレが生じることがあるため、取り扱いには注意が必要です。